puukkoの使い道

Puukkoで削った鉛筆とDUXシャープナーで削った鉛筆
Puukkoで削った鉛筆とDUXシャープナーで削った鉛筆

Puukko、プウッコと発音したら良いのだろうか。フィンランドの伝統的なナイフのことだ。フィンランド魂と共に代々子孫へと引き継がれる形見。森や湖から、必要な時に必要な分だけ恵みを採るときに使用される、エレガントな道具。puuとは、「木」という意味だ。

puukkoをもっぱら鉛筆削りのナイフとして使っている。どちらかと言えばインドアなので、日常的にこのナイフが必要になる場面は、とりあえず鉛筆削り以外にほとんど思い当たらない。

抽斗の片隅に転がっている、金属製あるいは木製の四角の小さな削り器を取り出して、ちびた鉛筆の先を削るときのコリコリとした感触も好きだ。

一方、puukkoで鉛筆を削るのは、冬山用の登山ブーツをはいて、ドシドシとアスファルト舗装の近所を散歩するような、過剰なもったいなさを感じる。

足かけ3年間フィンランドで過ごしてきて、滞在最後の日の朝、急に思い立って記念にと購入した。お金で買った唯一の自分自身へのフィンランド土産だ。

元老院広場の前のpuukko屋で買った。鉄製とステンレス製があったが、迷わず鉄製のほうを選んだ。

J Marttiini Finland

後日フィンランド人の友達から、「ステンレスはダメだよ。鉄を選んだ君の判断は正しい」という、根拠はよく分からないが説得力のあるお墨付きをもらった。

素晴らしい切れ味で、気持ちよく鉛筆を削ることができる。やはり、これ以外の使い道は必要なさそうだ。

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