Lammassaariで羊に足を舐められる

View from Lammassaari, Helsinki Finland, Kesäkuu 2006
View from Lammassaari, Helsinki Finland, Kesäkuu 2006

ヘルシンキには、フィンランド語で羊の島という意味のLammassaariという自然公園がある。ヘルシンキ中央駅から確か6番のトラムで20分ぐらいだ。近くにはアラビアのファクトリーショップもあるので、日本人観光客にも知られているかもしれない。

フィンランドで過ごす最後の夏に、友人のJaakkoと僕とうちの奥さん、その他の友達数人と一緒に Lammassaariへピクニックに行った。

羊の島というぐらいだから、「きっと羊が住んでいるに違いない」なんてしゃべっていたら、林のなかから大小中の4、5頭の羊がヒョコヒョコと現れた。

人懐っくグイグイと僕らに近づいて来て、一匹がいきなりJaakkoの足をベロリと舐めた。次に別の羊がうちの奥さんの足を舐めた。サンダル履きの素足の先に緑色のドロリとした唾液がベタベタとついていた。すごく臭い。

僕らは一瞬パニックに陥って大騒ぎになった。「あっちいけ、シッシ」と言ったり、樹の枝を振りまわしても、羊たちは「そんなことは、なんともないよ」とニヤリとした表情を顔に浮かべていた。

僕はちょっとカチンときて、ウッホウッホと猿のような動作で威嚇してやったら、びっくりして走って逃げていった。ちょっとした思いつきだったのだが、羊たちをうまく追い払うことができた。

それ以来、といってもほんのしばらくの間だけ、僕は羊を追い払う専門家として、フィンランド人の間で尊敬を受けることになった。

Jaakkoと僕の奥さんは臭くてベトベトの足をすぐ近くの湖の水で洗った。羊の唾液は緑色でとても臭い、ということをこのとき学んだ。

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