SF

短篇小説

#048 星新一「肩の上の秘書」、AI搭載のインコ型ガジェット

インコにつぶやくゼーム氏 真鍋博による挿絵 新潮文庫旧版近未来のゼーム氏もの。主婦、部長、バーのママなどと会話しているようで、実際は、肩の上のインコ型ガジェットにつぶやいているだけのゼーム氏。そうすると、インコが状況に応じて、あるときは雄弁...
短篇小説

#043 フリッツ・ライバー「バケツ一杯の空気」、世界終末後のラブストーリー

Snowing night, Joulukuu Finland 2003世界の終末後を描くポスト・アポカリプスものといったら、真っ先に思い浮かぶのがこの短篇小説だ。だしぬけにあらわれた暗黒星が太陽から地球を奪い、太陽系の限界集落まで連れ去っ...
収録作品

収録作品:ロバート・F・ヤング『ジョナサンと宇宙クジラ』伊藤典夫編・訳

ジョナサンと宇宙クジラ (ハヤカワ文庫SF) | ロバート・F・ヤング九月は三十日あったThirty Days Had September魔法の窓Magic Windowジョナサンと宇宙クジラJonathan and the Space W...
短篇小説

#041 ロバート・F・ヤング「九月は三十日あった」、ヤングのSeptember Love

ロバート・F・ヤング「九月は三十日あった」伊藤典夫訳時は2061年、学校教育が完全民営化され、学校や教師が絶えて久しいアメリカ。春のある日、妻子ある男が会社帰りに学校教師を買って帰る。ダンビーは古道具屋のウィンドウで「学校教師」を見初める。...
収録作品

収録作品:フリッツ・ライバー『バケツ一杯の空気』(サンリオSF文庫)

A Pail of Air by Fritz Leiber「バケツ一杯の空気」深町眞理子 訳A Pail of Air「ビート村」山下諭一 訳The Beat Cluster「火星のフォックスフォール」野口幸夫訳The Foxholes o...
短篇小説

#034 猫との遭遇、ロバート・F・ヤング「ピネロピへの贈り物」

いわゆるファーストコンタクトもの。ただし、地球人が宇宙人に、ではなく、宇宙人の少年が猫に初めて遭遇した話。
収録作品

収録作品:星新一『ボッコちゃん』新潮文庫

星新一『ボッコちゃん』新潮文庫の収録作品。巻末の解説は筒井康隆。
短篇小説

#011 トム・ゴドウィン「冷たい方程式」、生き延びることの意味

「トロッコ問題」または「トロリー問題」と呼ばれる「問題」があるらしい。「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」という古くからある倫理学上の思考実験とのこと。最近では、アメリカの政治哲学者マイケル・サンデルの授業でもとりあげ...
短篇小説

#005 フィリップ・K・ディック 「猫と宇宙船」、猫の名前はノーマン

猫の肉球は、パソコンのキーボードとかリモコンのボタンを正確に打つようにはできていない。だから間違いもおこるし、飼い主にとっては不都合だ。その類のものは猫から遠ざけなければならない。これが実はなかなか難しい問題なのだ。フィリップ・K・ディック...
短篇小説

#001 星新一「おーい でてこーい」、超時空ショートショート

都会から離れた小さな社で発見された「穴」が「原子炉のカス」、「引き取り手のない浮浪者の死体」、「かつての恋人ととった写真」などを始末してくれる。現代の多欲追求社会を痛烈に批判した超時空ショートショート。メビウスの帯型に属する。
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