
先日、フィンランドの友人夫妻から国際小包が届いた。彼らの近況を知らせる手紙と写真、四歳のお嬢さんイルマが描いたドローイング、それにコーヒー《JUHLA》、ヘルシンキのフリー系ジャズバンドのBlack Motor《Branches》のカセットテープが入っていた。
このまえのクリスマスに、イルマへのプレゼントにと、大滝詠一《A面で恋をして》と由紀さおり《夜明けのスキャット》の7インチのシングル・レコードをプレゼントしたので、そのお返しの意味もあるのかもしれない。(それらをAKAIのレコードプレーヤーで聴いていると手紙に書き添えられていた)

イルマのドローイングの色合いに、先週名古屋市美術館で観たばかりの、まだ残像として生々しく焼きついている辰野登恵子の絵画イメージが重なる。きれいに額装して部屋に飾っておこう。
イルマには実際には会ったことはないが、2014年9月に日本で御嶽山が噴火した日の前後に、彼女の誕生を知らせるメールがフィンランドから届いたことを覚えている。そして今回、同封の手紙には友人の奥さんが二人目を出産する直前であることが記されていた。


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