Vappuもおわり、夏へと向かうフィンランド

A couple on Vappu in Helsinki 2006
A couple on Vappu in Helsinki 2006

Vappu、学生の日

フィンランドの5月1日はVappuだ。Vappuとはフリーとか自由とかオープンという意味だ。「学生の日」でもあるらしい。

高校卒業のシンボルである白いキャップ帽をかぶった老若男女が町を埋め尽くす。若者は、まっさらな白い帽子を初々しくかぶり、年配の方々は、渋く黄ばんだ年季の入った帽子を粋に着こなす。

メーデーの雰囲気も少しはある。他のヨーロッパ諸国ではどうなんだろう。フィンランド独特の記念日かもしれない。自由で、平和で愛に満ちた、つまり陽気で騒がしい一日になる。

夏へと向かうフィンランド

自由になったフィンランド人たちは、前日からアルコールを飲みはじめて、Vappu当日もアルコールを飲む。

フィンランドでは公園や道端などの公的な場所での飲酒は、いちおう法律で禁止されているが、Vappuでは、POLIISI(フィンランドの警察)も目をつぶるので、おおっぴらに屋外でアルコールを飲むことができる。そして、酔っ払っいフィンランド人(juoppo, juopot)が街中に大量に放流される。

Kaivopuistoの丘も、酔っぱらいの白い帽子で埋まる。翌日には大量の olut(ビール)やKoskenkorva(フィンランドのウォッカ)の空き瓶、空き缶が転ることになるのだが。

長く厳しい冬が終わり、Pääsiäinenで春の到来を祝ったあと、5月1日のVappuを経て夏への助走がはじまる。冬の間、鬱々と暗かったフィンランド人たちがどんどん陽気になっていく。

そして6月の夏至の日、Juhannusでピークに達する。その後しばらくは夏の余韻にひたり、8月に入ると空気がひんやりとしてきて、いっきに寂しいくなっていく。

天国のように美しい季節のフィンランド

これからの季節フィンランド人たちは、だんだんポジティブに、アクティブに、キョーボーになっていく。そんなフィンランド人を求める人には、訪れるのにとてもよい時期だと思う。

そして、天国のように美しいフィンランドを体験できるかもしれない。自分が今住んでいる名古屋とは大違いでがっくりしてしまう。

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