シェイクスピア劇のような結末、日本 2-1 イングランド

Footballer / Finland 2004
Footballer / Finland 2004

今朝の9時頃、すでに蒸し暑くなり始めた空気のなかフウフウいいながら今日することや予定を確認しているところへ、フィンランド人の恩師、S.G.からメールが届いた。「Now looking at Japan – England semifinal in Canada.」 なんのことやらさっぱりわからなかったのだけれど、インターネットのニュースを見てみると、ちょうどカナダで女子のワールドカップサッカーの準決勝が行われている時だった。

後半が始まったばかりの時点で、1-1の状況。とりあえず「僕は、イングランド 2-3 日本に賭けますよ。ところで、フィンランドは今何時ですか。だいぶ夜更しですね」と、返信しておいた。

S.G.は、今年の2月で確か72歳になっているはずだ。あいかわらすの夜更しだな、身体は大丈夫なのだろうかと少し心配しながらも、こんなふうにひょんなタイミングでS.G.から送られてくるメールを楽しく思っている。

しばらくして、今度は10時頃に、またS.G.からメールが届いた。「It was a Shakespeare drama Japan – England 2 – 1. (with English self-goal ) / You had a god bet!」。日本が勝ったようだ。正直嬉しいが、ロスタイムでのオウンゴールで試合が決まってしまうなんて、イングランドから見れば、シェイクスピア劇そのものの悲劇的な試合の幕引きだ。

イギリスのニュースサイトのガーディアンでも「England dream dies with heartbreaking own goal」(イングランドの夢は悲痛なオウンゴールで散った)というタイトルで速報が流れていて、イギリス人たちの悲痛な叫び声が聞こえてきそうだ。でも、サッカーの試合をシェイクスピア劇の比喩で表現するあたりが、「ニクイこと言うな、このフィンランド人のジイさんは」と思ったりもした。

最後にS.G.からのメールには、「It is 03:57 O’Clock when writing this.」と書き加えられていた。フィンランドは今の時期、夏時間なので、日本との時差は通常より1時間短く、6時間になっている。日の長いフィンランドでは朝の4時なら、すっかり明るくなっているはずだろうな。名古屋のどんよりと曇った空を見上げながら、フィンランドの夏の爽やかな朝の空気を思い出した。

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