希望的観測

blue sky and white cloud

夜道を歩いてたら、小さな黒い物体が足元をススーと横切った。
あっ、と思って立ち止まった。たぶんGだ。
でもひょっとしたらコオロギかもしれない。

「今Gが横切ったよ」
一緒にいたうちの奥さんが、ぼくの希望的観測を打ち砕いてくれた。
やっぱりか。今年の初Gだ。

翌朝、近所の小学校でプール開きがあった。
子供たちのワーワー、キャーキャーの楽しそうな声がきこえてくる。

そうか、この季節なんだ。今まで気が付かなかった。
初Gとプール開きがぼくの人生で初めてつながった。
同時に新たな疑問が。
これって季語として歳時記にあるのだろうか。


コメント

タイトルとURLをコピーしました