短篇小説

#003 スティーヴン・キング「魔性の猫」、ハチワレ猫の復讐

猫の顔は、まっぷたつに割れていた 片側は白く、片側はまっ黒だったのだ。黒と白をわかつ線はたいらな額のてっぺんから鼻の頭を抜けて口まで、一直線に走っている。スティーヴン・キング「魔性の猫」白石朗 訳(『夕暮れをすぎて』所収)文春文庫 The ...
短篇小説

#002 カズオ・イシグロ「夕餉」、黄昏時のホラー

口の重い語り手、鎌倉の古い日本家屋。小津安二郎監督がラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の小説を映画にしたら、こんなふうになるのではないか。
フィンランド

Vappuもおわり、夏へと向かうフィンランド

A couple on Vappu in Helsinki 2006Vappu、学生の日フィンランドの5月1日はVappuだ。Vappuとはフリーとか自由とかオープンという意味だ。「学生の日」でもあるらしい。高校卒業のシンボルである白いキャ...
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短篇小説

#001 星新一「おーい でてこーい」、超時空ショートショート

都会から離れた小さな社で発見された「穴」が「原子炉のカス」、「引き取り手のない浮浪者の死体」、「かつての恋人ととった写真」などを始末してくれる。現代の多欲追求社会を痛烈に批判した超時空ショートショート。メビウスの帯型に属する。
フィンランド

ヘルシンキで無料の公衆トイレはどこにあるのか?

不案内な、しかも外国の都会でトイレを探しまわって歩くのは、夢の中でトイレを探してなかなか辿りつけない時の不安な感じに似ていてる。先日、旅行で日本を訪れていたバルセロナ在住のスペイン人の知人が、「日本では公衆トイレを見つけるのが簡単でとても有...
フィンランド

フィンランドと日本におけるポテトチップスの味の違いについて

Finland 2003仕事のストレスが溜まると、ポテトチップスを無性に食べたくなるという(日本人の)友人がいる。夕食後に2袋ものポテトチップスを瞬く間に食べてしまう、なんてことが時々あるのだと彼の奥さんが嘆いていた。健康には良くないだろう...
日々

山下清『ヨーロッパぶらりぶらり』ちくま文庫

世の中には飛行機に乗って旅をするのが好きな人と嫌いな人の二種類のタイプ人間がいる、と思う時がある。ヴィム・ヴェンダース監督の映画『パリ、テキサス』の中で、ハリー・ディーン・スタントンが演ずる主人公のトラヴィスは飛行機に乗るのが大嫌いだ。映画...
フィンランド

ヘルシンキ Karhpuiso(熊公園)の歯医者

Erikois-hammasteknikko Huhtikuussa 2013 上の写真は、ヘルシンキ、Karhpuiso(熊公園)近くの歯医者のディスプレイ。Franzeninkatuにあるパン屋、Avikainenからkallio辺りに...
フィンランド

アラビア ムーミンボウルの白くて丸い物体について

勝手な思い込みから勘違いして、後になってぜんぜん違うことに気がつき、恥ずかしい思いをすることがよくある。アラビアのファクトリーショップのワゴンセールで安く買ったムーミンボウル。ムーミンママが放り投げている白い物体が以前から謎だった。柔らかそ...
フィンランド

天然酵母パン 芒種 bousyuのライ麦パン

芒種 leipä(レイパ)とruisleipä(ルイスレイパ)フィンランドでは身近だが、日本ではあまり見かけないと感じているものにライ麦パンがある。フィンランド語ではパンのことをleipä(レイパ)、ライ麦パンのことはruisleipä(ル...
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