子供の頃はよく仔猫を拾った。ほとんど10代の頃だ。最近は猫拾力がミニマムな状態が続いている。
猫拾力とは、捨て猫を見つけ、拾う能力のこと。仔猫のバイブスに敏感な幼少期に発達する。個人差あり。
猫拾履歴(犬も一匹含む)
8歳 初猫拾 近所の堤防の草むら 仔猫二匹
9歳 近所の堤防の段ボール 仔犬(柴犬)
10歳 小学校の近く 中猫
13歳 近所の堤防の草むら 仔猫
19歳 近所の公園 仔猫
20歳 近所の駐車場 仔猫と中猫を各一匹(三毛猫と黒猫)
28歳 近所の路上 仔猫(茶トラ)
34歳 近所の路上 仔猫(雉トラ)
以 上
自分の猫拾歴を見て気がついたが、高校生のときは拾っていない。何をしていたのだろう。
ある種の能力が大人になるにつれて消えていってしまうというのは、ファンタジーなんかでよくあるが、奥にひそんでいてわかりづらいだけで、リアルにも起こっていることだ。
最後に猫を拾ってから20年以上猫拾いに縁がないのは、ぼくの猫拾力がなくなっただけなのか、猫を捨てる人が減ったり地域猫化が進んだりしたからなのか。
そういえば、子供の頃飼っていた猫や犬はすべて、拾ったり、拾った人からもらったり、殖えたからあげたりもらったり、なんのかんのと猫や犬の贈与が盛んだった。
日本人の猫拾力や犬拾力、猫与力や犬与力が退化しているのかもしれない。
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