今はもうテレビを観ないけれど、子供の頃観たイメージの断片が、ときどきふわっと頭に浮かんでくる。
1980年前後のテレビCMで、東京乾電池の柄本明が「ママー!」って叫ぶのがあったけど、あれはなんのCMだったっけ。
柄本明ではなくベンガルだったかもしれない。ひょっとすると、そもそもそんなCMがあったかどうか。
昔の記憶もだいぶあやふやになってきた。自分自身の中に信頼できない語り手が育ちつつある。
考えてみれば、40年以上前に観た映像イメージが頭に残っているというのもすごいことだ。
televisionの”tele-“はギリシャ語由来の「遠くへ」という意味の接頭辞だが、空間だけでなく時間も超えて「遠くへ」という意味が含まれているのかもしれない。
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