短篇小説 #005 フィリップ・K・ディック 「猫と宇宙船」、猫の名前はノーマン 猫の肉球は、パソコンのキーボードとかリモコンのボタンを正確に打つようにはできていない。だから間違いもおこるし、飼い主にとっては不都合だ。その類のものは猫から遠ざけなければならない。これが実はなかなか難しい問題なのだ。 フィリップ・K・ディッ... 2015.10.30 2023.09.25 短篇小説
フィンランド アールト大学(Aalto University) の「鉛筆と紙」 View from TAIK / Helsinki 2005 かつて、TAIK(タイキあるいはタイク)と呼ばれていたヘルシンキの美術大学(現在はフィンランドを代表する建築家でデザイナーでもあった、Aalto の名前を大学名にしている)がある... 2015.10.29 2022.08.02 フィンランド
日々 祖父母の冷蔵庫に残っていたヤクルト ヤクルトの空になった容器 近所に住んでいた祖父母の家には、狭い台所に小さな冷蔵庫があった。そこにはいつも、少しだけ期限切れになったヤクルトが何本も残っていた。 子供の頃、遊びに行く度に「冷蔵庫の中にヤクルトがあるで、全部飲んでくれんかな。残... 2015.10.27 2023.10.02 日々
フィンランド ヘルシンキ空港における入国審査官とのスモールトーク Tampereen Kauppahalli Finland 2004 チューリヒ発の飛行機を降り立った客は十人ほどだったというのに、リングウェイ空港で荷物が上がってくるまでに小一時間、それから税関を出るまでにさらに一時間がかかった。という... 2015.10.26 2023.10.02 フィンランド
フィンランド マンネルヘイミン通りのストーリーテラー Helsinki 2006 僕は外国にいると、見知らぬ人からよく声をかけられる、ような気がする。不慣れな外国で、突然声をかけられるので驚くのだけれど、そのことで嫌な思いはしたことがない。むしろそこに住む人々との偶然に発生するちょっとしたコミ... 2015.10.11 2022.05.11 フィンランド