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村上春樹だって読みますよ!

日々
Two swallows
電線の上の燕

ちょっと前、同世代で知り合いのブックデザイナーに尋ねた。

「〇〇さんって小説は読むんですか?」
村上春樹だって読みますよ!

顔は笑っていたが行間が読めない。特に「村上春樹」と「だって」がうまく繋がらない。

「村上春樹」のかわりに「ドストエフスキー」ならどうか。「ドストエフスキーだって読みますよ!」はなんとなくわかる。

「だって」のかわりに「ぐらいは」なら、「村上春樹ぐらいは読みますよ!」もわかる。たぶんこちらの意味だったのかな、と思うが自信がない。それ以上その話題には踏み込まなかった。

結局「村上春樹」がその人にとってどうなのかが問題だ。村上春樹の小説は、自分が高校生から大学生だった80年代に『風の歌を聴け』と初期の中短篇のごく一部を読んだきりだ。だからわからないのも仕様がない。


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