短篇小説 #049 ハインリヒ・フォン・クライスト「ロカルノの女乞食」、女幽霊の跫音 ハインリヒ・フォン・クライスト「ロカルノの女乞食」種村季弘訳 イギリス南部のリゾート地、バースを舞台にしたロアルド・ダールの「女主人」では、生きている女が恐ろしいと思ったが、やっぱり女の幽霊も恐い。 この短篇小説の舞台はスイス南部のリゾート... 2023.11.09 2024.10.11 短篇小説
日々 カーラ・ブレイ at Supermarket 近所のスーパーのパンコーナーに、カーラ・ブレイにそっくりな店員さんがいた。 その店員さんの髪の色が完全な白髪であることを除けば、ストレートミディアムの髪型といい、顔つきといいカーラ・ブレイにとてもよく似ていた。 カーラ・ブレイの髪は目の覚め... 2023.10.20 2024.05.06 日々
日々 飛騨高山に宇宙船の搭乗スポット 飛騨高山 2010年 飛騨高山の路地裏で宇宙船の搭乗スポットに遭遇。あるいはタイムトラベルのゲートか。光るゲートの明滅音がボワンボワンと聞こえてきそうだ。 いそいそと集合場所に向かう子どもたちのシルエット。親が呼びかけても振り向く気配がない... 2023.09.29 2024.02.23 日々
レコード キース・ジャレットに水の【激落ちくん】 レコードのクリーニングに、水の【激落ちくん】を使っている。特にパチパチ音が酷いレコードに有効だが、あくまでも邪道の自己流だ。 まず、水の【激落ちくん】をオーテクの湿乾両用のクリーナーAT6012aに吹きかけ、ターンテーブルに載せたレコ 2023.09.18 2024.05.06 レコード
日々 あせも、ギャーッ! 積雲 2023年7月 名古屋 久しぶりに汗疹になった。首元と胸のあたりが痛がゆい。汗疹でかゆいのは、中学生のとき以来何十年ぶりかもしれない。 このところの七月の暑さのせいでお肌が悲鳴をあげているのだ。楳図かずおの漫画に出てくる前髪の短い女の... 2023.07.18 2024.11.05 日々
日々 柄本明のママー! ykusi televisio / kaksi televisiota 今はもうテレビを観ないけれど、子供の頃観たイメージの断片が、ときどきふわっと頭に浮かんでくる。 1980年前後のテレビCMで、東京乾電池の柄本明が「ママー!」って叫ぶの... 2023.04.14 2023.10.07 日々
フィンランド フィンランドの森のジャコ Helsinki Finland Feb 2013 ジャコ・パストリアスの両親がフィンランドの出身だ、ということを知ったときは、まったくピンとこなかった。どちらかといえばカリブ海とかアルゼンチンとかのイメージだ。 でもよく見たら、フィンラン... 2023.01.09 2023.10.02 フィンランド
フィンランド ヘルシンキの音屑 Arabianmäki Helsinki 2006 ヘルシンキは夏めいてくるとバカンス・シーズンへ突入する。街からフィンランド人の気配が薄れると同時に、異邦人観光者の姿が現れ始め、慣れ親しんだ静けさのかわりに、よそよそしい静けさが流れる。 ... 2022.10.19 2023.10.01 フィンランド
フィンランド フィンランド人はラーメンの夢を見る 中華そば はじめて日本に来たフィンランド人の友人に、ラーメン屋に連れて行ってほしい、と頼まれたことがある。 伊丹十三の映画『タンポポ』を観て以来、いつか日本に行ったら、映画のようなラーメン屋のカウンターでずるずると音を立ててラーメンを食べる... 2022.10.18 2024.05.06 フィンランド