フィンランド

コスケンコルヴァと土筆

近所の河川敷を散歩していると、ビニール袋を手に土手に張り付いて土筆を採っている人たちの姿を見かけるようになった。そんな光景に触発されて、僕たち夫婦もさっそく土筆を採ってきた。「土筆を採るには、まず土筆眼にならなければならない」というのが、う...
日々

眠りの相談

名古屋市内の某デパートの前を通りがかったとき「眠りの相談会 開催中」という看板が目に入った。眠りについて研究しているあらゆる分野の専門家がズラリと揃って生物学的必要性、人類学的な意義や、眠りの形而上学的問題について疑問に感じていることを相談...
フィンランド

淡々としたファンタジー

ヘルシンキ 2012「アキ・カウリスマキの映画ってどんな感じ?」と、質問されたときは「淡々としたファンタジーの映画だ」と答えている。「淡々とした」というのは、例えば小津安二郎の映画についてよく用いられる形容詞かもしれない。『東京物語』では、...
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フィンランド

ヘルシンキの天文台と宮沢賢治

Kaivopuisto, Helsinki Finland, Feb. 2012ヘルシンキ大聖堂からUnioninkatuにそってまっすぐ南に行くと、在フィンランド日本大使館がある。3ヶ月以上滞在する場合には、在留届を提出しなければならない...
フィンランド

暗室の守り神、黒いノルウェージャンフォレストキャットのイェイカ

2003年から2004年にかけて、タンペレのセンターからバスで一時間ぐらいのところにある、人里離れた森のなかの国民学校に留学生として住んでいた。僕とうちの奥さんはその学校創設以来、初となる日本人の学生であり、かつ初めての外国人ですらあった。...
フィンランド

タンペレ・フィルム・フェスティバル

タンペレ・フィルム・フェスティバルタンペレ・フィルム・フェスティバルという、毎年三月の初め頃にフィンランドのタンペレで開催される国際映画祭がある。フィンランドにおける若手の映像作家を中心としたコンペティションだ。2015年の今年も、ちょうど...
フィンランド

ORIONで映画を観て、Coronaで紅茶を飲む

ORIONという映画館がヘルシンキにある。フィンランドのフィルム・アーカイブがコレクションした古今東西の名作映画を上映する映画館だ。日本の映画も数多くアーカイブされている。黒澤明の映画をはじめて観たのもこの映画館だった。 黒澤明はフィンラン...
フィンランド

Radio Voima(フィンランドのラジオ局)

Feb. Finland 2012ラジオで音楽を聴くのが好きだ。最近よく聴いていいるのは、InterFMで放送している、ピーター・バラカンのBarakan Beat。積極的な理由は音楽の選曲がわりと好みだからで、消極的な理由は他に選択肢が少...
日々

等価(Equivalent)

Nagoya Japan 2010風が強い日には、こんな空になることがある。上空の雲のある辺りは、きっとすごい勢いで風が吹いているに違いない。ゴッホの絵に出くる渦巻く雲にもちょっと似ている。アメリカ人の写真家、アルフレッド・スティーグリッツ...
日々

黄富士

名古屋市東区某所に出現した黄富士。厚く塗り重ねられた黄色いペンキにヒビ割れがきれいに入っている。時の流れがこの皺を作ったに違いない。数年がかりの仕事だ。もし人間の手で人知れず作られたものだとしたら、とてつもないアートだ。 「こいつはすべてを...
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