ムーミンのコーヒー保存缶をずっと使っている。フィンランドの友人からクリスマスプレゼントでもらった。それ以来、この缶にコーヒーを切らしたことはほとんどない。
この缶には普段使いのレギュラーコーヒー(粉)400グラムの袋が微妙にうまく入らない。サイズがちょっとだけ合わない服を仕方なく着ているような感じ。フィンランドと日本でコーヒーのパッケージのプロポーションが違うのだ。
いつものが切れたところで、別の友人から最近もらったJUHLAのMOKKA 500グラム袋を入れてみた。きれいにすっぽり収まる。これでよし、という気分になった。
アキ・カウリスマキの初期の映画で、ミシンをかけていた息子が、コーヒー保存缶を開けて、”Äiti, kahvi on loppu!” と叫ぶシーンがある。30代の頃にフィンランドで初めて観たときはただ大笑いしただけだったけれど、最近は叫びたくなる気持がわかるようになってしまった。
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