フィンランド

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Tuomari Nurmioとアキ・カウリスマキ

アキ・カウリスマキの映画に、素のまま出演できそうな雰囲気の人物をときどき見かける。たとえば、フランスの小説家ミシェル・ウエルベック(1958-)、イギリスのシンガー・ソングライターのビリー・ブラッグ(1957-)、スロベニアの哲学者スラヴォ...
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目新しい親近感

HEL, Feb 2012「シベリヤはどうしてこう寒いのかね?」「神様の思召しでさ」と、がたくり馬車の馭者が答える。チェーホフ「シベリヤの旅」神西 清 訳(『シベリヤの旅 他三篇』所収)岩波文庫 「こんなところにも人間が住んでいるんだ」  ...
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ヘルシンキの心地よい音の質

「心地よい音の質」というのが、フィンランドの、というかヘルシンキの第一印象だった。夕方の便で到着したヴァンター国際空港からフィンエアーの直行バスでヘルシンキ中央駅に向かい、駅の近くに予約していたホテルに、うちの奥さんと二人で歩いて向かってい...
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ヘルシンキに吸い込まれてしまった帽子

Helsinki Finland 2006ヘルシンキにいた頃に帽子をなくしてしまったことがある。犬印鞄製作所の帆布製の茶色っぽい色の帽子で、つばにひらがなでうちの奥さんの名前が刺繍してあった。その日(2006年のたしか5月ごろ)、たまたま、...
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3分半のポップソング、ほぼ3年のフィンランド

高校1年が終わった春休みに出会ったThe Smiths(ザ・スミス) のアルバム "MEAT IS MURDER" を、30年以上たった今でもときどき聴いている。抑揚の少ないモリシーの声、それにジョニー・マーの魅力的なギターサウンドは、それ...
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アメリカ大統領選挙のLとR

Finland 2004 彼はまたこうも言った。「歌手にとってもっとも重要なのは、rの発音だ。もしそれをきれいに発音できれば、その歌手はすでにそれだけで、変な言い方かもしれないが、最悪の歌手よりはましなのだ」。『グスタフ・マーラーの思い出』...
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暇つぶしとテレビ

このまえ暇なときに、Collins COBUILD(コリンズ・コウビルド)英英辞典を読んでいたら、「idiot box」とういう単語を発見した。「白痴箱」って何だろうと思ったら、テレビのことだった。tellyというのは知っていたが、「idi...
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第一印象

TELAKKA Tampere Finland 2006 ある人や場所に初めて出会って、その印象や状況をよく覚えていることがある。第一印象だけで何かを決めつけてはいけない、ということを歳を重ねて学んできたはずだが、ささいなことやどうでもいい...
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Lärkkullaの暗室

Karjaa(Karis) Finland 2004 僕ら夫婦は、足かけ3年間ほど学生としてフィンランドに滞在していた。1年目に、タンペレ郊外にあるkansanopisto(フィンランドの国民学校)で、モノクロプリントや古い写真技法などを学...
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ヘルシンキでの火事と黒澤明の映画

VR:n makasiinit Helsinki 20062006年5月5日金曜日、その夜8時頃からEerikinkatuにある名画座ORIONで上映予定の、黒澤明の『白痴』を見るために、僕とうちの奥さんはヘルシンキ中央駅の前をのんびりと歩...
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