フィンランド 他力による扉ひらけ フィンランドのバス停では、自分が乗るバスが近づいて来たら、手を挙げてバスの運転手に合図を送り、乗車の意思を伝えなければならない。だれも手を挙げず、かつ、降りる人がいなければ、バス停に人がいてもバスは通り過ぎる。 2018.09.04 2022.04.28 フィンランド
日々 IKEAのインチ・メジャー(無料) イケアのインチメジャーIKEAからカタログが郵送されてきた。去年、愛知県の店舗がオープンしたとき以来だ。今年(2018年)は創業75周年だそうだ。カタログをパラパラめくってみる。困った。欲しいモノがなにもない。いや、困ることはないのだが。で... 2018.08.31 2024.02.24 日々
日々 シベリウスの頭上を舞う鳳凰 今年5月のゴールデンウィークに、家の近所で平面的鳳凰を見かけた。迷い猫のように途方に暮れている様子だった。知らん顔もできないので、日本の法律に従い、然るべき方面に届けた。それから3ヶ月ほど経った8月初旬、所轄警察から、8月2日までに元の持ち... 2018.08.30 2023.03.11 日々
日々 猫曜日 ある休日の朝、うちの奥さんと。きょう、どうする?朝ごはん食べたら、パァーと外にでかけたいな。昼はどこかで適当にすませてさ、疲れたら家に帰ってゴロゴロして、夕ごはん食べたら近所を散歩して、帰ってきたら寝る、っていうのはどうだろ?猫みたいだな。 2018.08.28 2022.04.28 日々
短篇小説 #020 レイ・ブラッドベリ「階段をのぼって」、子供だった時のまま待っている 夜、畳に敷かれた布団に入り左側にからだを向けると、すぐ眼の前にガラスのふすまがあった。ガラスには宇宙の星々を思わせる模様があり、入側の外の街灯の光がガラスの星々の背後に重ねて映す庭木のゆらぐ影を、ぼんやりと眺めているうちに、ぼくは眠りに落ちるのだった。 2018.08.25 2023.09.05 短篇小説
フィンランド ViiliとUkkoneの老婦人話 フィンランドにあって日本で見かけない食べ物がある。フィンランドのスーパーマーケットでは乳製品の冷蔵棚に出向けば必ず見つけることができるその発酵食品と出会ったのは、フィンランドを初めて訪れたときのことだった。 2018.08.23 2025.04.24 フィンランド
フィンランド ヘルシンキの外国人 ヘルシンキのホテルで宿泊拒否にあいそうになったことがある。中央駅近くにあるホステルのような小さなところでの、ささいな出来事だったが、いまだに印象に残っている。 2018.06.22 2024.05.07 フィンランド
フィンランド レーニンの貯金箱 Bookshop Tampere Finland 2013小銭入れに500円玉を見つけると、ちゃりんちゃりん、と貯金箱に放り込んでいる。陶製の赤い郵便ポストの形をした貯金箱だ。以前、郵便局で貯金口座を開いたときにもらった。貯金箱には、テープ... 2018.06.15 2022.06.20 フィンランド
日々 やっぱり『積みわら』で ちょっと前に、名古屋市美術館でモネの『積みわら』をみた。『積みわら』というタイトルだが、本当はわらではない。脱穀前の麦の穂を積み重ねたものらしい。図録にそうあった。紡錘形に頭の尖った「積みわら」の大きのと小さいのが二つ、夕暮れ時のフランスの... 2018.06.14 2023.03.11 日々
日々 希望的観測 夜道を歩いてたら、小さな黒い物体が足元をススーと横切った。あっ、と思って立ち止まった。たぶんGだ。でもひょっとしたらコオロギかもしれない。「今Gが横切ったよ」一緒にいたうちの奥さんが、ぼくの希望的観測を打ち砕いてくれた。やっぱりか。今年の初... 2018.06.11 2022.05.09 日々