日々 大学は出たけれど、参天製薬の大学目薬 参天製薬の大学目薬進行性の失明ではないかと私は動転した、そしてそのかみ、十九世紀に至るまで、ナス科植物のベラドンナから抽出した目薬を、女性のオペラ歌手は舞台に上がる前、若い娘は求婚者に引きあわされる前に、網膜に二、三滴垂らしたものだという話... 2021.03.02 2023.03.11 日々
フィンランド 週末のない男 Salmiakki Koskenkorva毎週月曜日のフィンランド語の授業で、先生のMaijaさんがいつも、真っ先にぼくたちに問いかけるのは、こんな質問だった。Mitä sinä teit viikonloppuna?週末は何をしていました... 2021.02.26 2023.03.16 フィンランド
フィンランド 地図にある町 KUVA-TARHA OY (Tampere Finland), 2004PCのハードディスクにフィンランドの学校で撮った古い写真を見つける。かなり大雑把ではあるが、いちおうタンペレの地図だ。どうやら写真店の場所を示しているようである。フィ... 2021.02.12 2023.03.11 フィンランド
フィンランド KORONA "KORONA VIRUS"フィンランドの友人のお母さん(サヴォンリンナ)からグリーティングカードが届いた。手書きの英語でしたためられた、近況を伝える言葉を追っていくうち、CではなくKで始まる "KORONA" という文字に目が留まった。あ... 2021.01.28 2024.04.23 フィンランド
日々 ロシアのエミィ 何年か前のことだが、クラシック・ギタリストのロシア人(桑名市在住)の知人と話していたら、レコード会社のEMI(イーエムアイ)のことを「エミィ」と云っていた。「えっ? イーエムアイのことだよね?」と、聞き返したら、「イーエムアイ? エミィです... 2021.01.25 2023.10.01 日々
日々 ポーの末裔 Cat on the Roof, Dec. 2020 Nagoya近所の自転車屋の店主がエドガー・アラン・ポーにそっくりだ。髪型、顔つき、薄暗い店内で店番をしているときの佇まいが通称「アルティマ・シュール」と呼ばれる、1848年11月撮影の... 2021.01.21 2024.10.10 日々
日々 バーネットの『小公子』に心が安らぐ 猫ヶ洞池 2020年12月年末年始の読書用にと、図書館で借りてきた10冊ほどの本のうち、小晦日から読みはじめたエミリー・ブロンテの『嵐が丘』を正月に読み終え、ヒースクリフとキャサリンのムーアに別れを告げると、口直しというわけでもないのだが、... 2021.01.15 2022.04.21 日々
収録作品 収録作品:『笑いの遊歩道―イギリス・ユーモア文学傑作選 』(白水Uブックス) 沢村 潅、高儀 進 編 『笑いの遊歩道―イギリス・ユーモア文学傑作選』 (白水Uブックス) 沢村 潅、高儀 進=編チャールズ・ディケンズ「ミンズ氏といとこ」高儀進 訳Charles Dickens, "Mr. Mins and His Cousin"アントニー・ト... 2021.01.06 2023.11.09 収録作品
収録作品 収録作品:『エリアーデ幻想小説全集 第3巻 1974-1982』住谷春也 編・訳(作品社) 『エリアーデ幻想小説全集 第3巻 1974-1982』Mircea Eliade, Vol.3 1974-1982「ブーヘンワルトの聖者」住谷春也 訳Incognito la Buchenwald「ケープ」住谷春也 訳Pelerina「三美... 2021.01.06 2023.11.09 収録作品
短篇小説 #040 H・E・ベイツ「ロスト・ボール」、ビリー・ホリデイを聴きながら 伊勢湾 2018隣接するゴルフコースから、ロストボールを探しにきた男、フィリップス(52才)は、海辺の砂丘で、白い砂のくぼみに埋まるように、全身をちぢこめて横になっている若い女に遭遇する。朝から一日中ここにいたけれど、ゴルフボールなど見なか... 2020.12.25 2024.11.20 短篇小説