フィンランド

フィンランドでカツ丼

フィンランドの日本食レストランで、カツ丼を食べたことがある。とても不味かった。パサパサのご飯の上に、カリカリに揚げたトンカツと生野菜のサラダがのっていて、マヨネーズ風味のタレがかかっていた。
短篇小説

#033 矢作俊彦「ブロードウェイの自転車」、ジョン・レノンとペリエだけわかった

コロンムバス・アヴェニュー、72丁目、”タバーン・オン・グリーン”のチョコレート・ムース、アカスキュータムの本店で買ったコート、”サヴォイ”のマーティニ、ジョン・レノン、ペリエ、ミュスカデ、シュリッツのライト、ソーホー・ニューズ、
短篇小説

#032 ハードボイルドな頭の体操、トマス・フラナガン「アデスタを吹く冷たい風」宇野利泰 訳

大学生の頃よく観ていた、フジテレビ深夜のクイズ番組『IQエンジン』を思い出す。大高洋夫、勝村政信、筧利夫、筒井真理子など、鴻上尚史の主催する第三舞台の役者さんが多く出演していた。
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フィンランド

赤いヤカンを探して、アキ・カウリスマキ『罪と罰(Rikos ja rangaistus)』

「処女作にその作家のすべてがある」と言い出したのは誰か知らないが、アキ・カウリスマキ(当時26歳)の処女長編映画『罪と罰(Rikos ja rangaistus)』(1983年)にはピッタリの言葉だと思う。
短篇小説

#031 半音階の和音のように、H・E・ベイツ「クリスマス・ソング」大津栄一郎 訳

雨の降るクリスマス・イヴの午後4時、レコード店の二階で声楽を教えるクララのもとに、一人の青年が訪れる。茶色のオーバー、茶色のソフト、こうもり傘、という出で立ちの青年は「クリスマス・ソング」を探している。
フィンランド

夜中の散歩

真冬のフィンランドで深夜、一人っきりで近所の森林の中を散歩したことがある。散歩コースは、民家、畑や牧場のエリアと、それ以外の他3分の1ほどが森林に囲まれた、全体としてわりあい平坦な道のりで、時計回りに一周すると小一時間かかる。
日々

本の虫

稀覯本でもなく、ごく普通の本なのだけれど、できれば古本で入手したいと思っている本の私的「手配リスト」がある。すぐに見つかり、リストから消去されるものもあれば、どういうわけか、なかなか出会うことのできない難物もある。
収録作品

収録作品:H・E・ベイツ『クリスマス・ソング』大津栄一郎 訳(福武文庫)

A Christmas Song by H. E. Bates クリスマス・ソングA Christmas Song軽騎兵少佐The Major of Hussars水仙色の空The Daffodil Sky豊穣の麦The Good Corn...
収録作品

収録作品:清水義範『国語入試問題必勝法』講談社文庫

カバー装画 山藤章二猿蟹合戦とは何か国語入試問題必勝法時代食堂の特別料理靄の中の終章ブガロンチョのルノワール風マルケロ酒煮いわゆるひとつのトータル的な長嶋節人間の風景 あとがき 解説 丸谷才一  カバー装画 山藤章二
フィンランド

タンペレのNISHIKI

NISHIKI, Tampere Finland 2003はるばる日本から運搬され、税関も無事通過したNISHIKIは、意気揚々とフィンランドに上陸する。雪道走行用のタイヤに換装し、秘密の使命を帯び、故郷に錦を飾るべく北欧の地を駆け回る。し...
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