2月28日はフィンランドではカレワラの日(Kalevalan päivä)だ。
シベリウスの交響詩《タピオラ》を聴く。この曲を聴くと、フィンランドで最初に留学した学校の森と湖、そこで知り合った写真学科同級生のタピオさんのことを思い出す。みんなは年令に関係なく親しみを込めて「タプサ」と呼んでいたが、 ぼくよりも一回りぐらい年齢が上の人だったので、自然と「さん」を付けて「タピオさん」と呼んでいた。
ぼくはすでに、あのときのタピオさんの年齢を上回っているはずだ。《タピオラ》を聴きながらそんなことを思った。 今年も2月が終わる。52分の9が過ぎてゆく。
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