フィンランド 4:20の受動吸引 Kipinä 2012フィンランドの国民学校の学生寮には、セントラルヒーティングが完備しており、真冬でも半袖で過ごせるくらい暖かだった。寮内は全面禁煙で、個室はもちろん、コモンスペースでも煙草を吸うことは禁止されていた。また、建物内で空気が... 2020.09.11 2023.10.31 フィンランド
フィンランド マスクスル主義 Helsinki 2012……「ところで、イギリスじゃ、マスクをしない女がいるそうですが、ほんとうなんですか?」 「たいがいはそうしていますよ」私は彼にいった。「ただ、ほんの少数の女-どんなに極端なものでも最新の流行ならすぐに飛びつく連中だ... 2020.09.08 2022.11.02 フィンランド
フィンランド 日本人です。フィンランド人です。 ORION 2006 わたしたちは引き合わされた。わたしは、ボゴタのロス・アンデス大学の教授だと告げ、コロンビア人だと説明した。 彼女は、考え深げにたずねた。「コロンビア人てどういうことですの?」「きあ」とわたしは答えた。「一種の信仰の表明... 2020.09.03 2023.02.14 フィンランド
フィンランド 最上階の哲学者 Pimiö, TAIK Helsinki 2005そのほか夜行獣館の動物については、何匹かがはっとするほど大きな眼をし、射るような眼差しを投げていたことだけが記憶にとどまっている。その眼差しは限られた画家や哲学者たちの、ひたすら眼を凝らし、... 2020.06.16 2024.10.18 フィンランド
日々 夜間は遊泳禁止です 夜、薄暗い廊下で、エアーバタ足で泳ぐ妻とぶつかりそうになった。夜間は遊泳禁止です、と注意したら、ザブンとエアー飛び込みをしてエアー潜水で姿をくらました。 English text “Maybe I don’t like myself.” T... 2020.06.10 2023.03.02 日々
日々 バタ足 妻がお風呂からあがって、ザブザブ、ザブザブ、と全裸のままエアー泳ぎをして部屋に入ってきた。クロール? と聞いたら、バタ足、と答えた。よく見たら、エアービート板も使っていた。ザブザブ、ザブザブ……。 English text To be em... 2020.06.09 2023.03.02 日々
フィンランド 「バリピ」なフィンランド人 Telakka Tampere, Kesäkuu 2004フィンランドでは6月1日月曜日、新型コロナウイルスによる規制が部分的に解除されたようだ。写真日記を交換しているヘルシンキの友人による6月1日分の写真には、ほぼ2ヶ月ぶりに営業を再開し... 2020.06.05 2023.03.02 フィンランド
日々 マスク 晴明神社のお札先日「アベノマスク」が届いた。「安倍首相のお面」ではなく、普通の白い布マスクだった。頂き物なので、とりあえず神棚に供えておいた。 2020.06.04 2023.04.27 日々
フィンランド ポリスもアイスクリーム Helsinki 2005「ねえ、ねえ、ところで、美穂ちゃん、アイスクリーム食べる?」彼女は、もう一度、上目使いに私を見る。「どこの?」「ホブソンズの。ほら霞町の交差点に出来たでしょ。おいしいんだ、これが、また」田中康夫「品川区 島津山」『... 2020.06.03 2023.03.06 フィンランド
短篇小説 #038 ジョン・チーヴァー「巨大なラジオ」村上春樹訳、ザブザブ読める ジョン・チーヴァー「巨大なラジオ」村上春樹 訳(『巨大なラジオ / 泳ぐ人』新潮社)たとえば1970年代日本で、陽の当たる屋上で寝転んでいる忌野清志郎(高校生?)の、内ポケットのトランジスタ・ラジオから流れてくるのは、リバプールやベイエリア... 2020.05.16 2024.11.20 短篇小説