短篇小説 #003 スティーヴン・キング「魔性の猫」、ハチワレ猫の復讐 猫の顔は、まっぷたつに割れていた 片側は白く、片側はまっ黒だったのだ。黒と白をわかつ線はたいらな額のてっぺんから鼻の頭を抜けて口まで、一直線に走っている。 スティーヴン・キング「魔性の猫」白石朗 訳(『夕暮れをすぎて』所収)文春文庫 The... 2015.05.15 2024.02.23 短篇小説