先週、ユヴァスキュラに暮らすフィンランド人の友人からメールが届いた。それによると、今年の6月、ユヴァスキュラに雪が降ったらしい。
季節外れにもほどがある。ぼくがフィンランドにいた頃でも、そんな話は聞いたことがない。日本の名古屋からはまったく想像できないが、12月に台風が来るといったレベルだろうか。
6月はフィンランド語でKesäkuuという。Kesäは夏という意味だ。国民的イベントである夏至祭が行われるKesäkuuに雪が降ったのだから、フィンランドの人たちもさぞかし驚いたことだろう。
日本では古来からのアニミズム的自然観から、天変地異や異常な天候は、人心の荒廃や悪政に対する天の報いとする考え方があるが、フィンランドの場合どうだろう。
あるいは、カレワラ神話に出てくるポホヨラの大魔女ロウヒ (Louhi) が、秘宝サンポを破壊された恨みを思い出して暴れている、と思う人がいるかもしれない。
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