脳裏をかすめる日々の雑念を言葉にしたいと思った。でもいざとなると何を書いていいのやら、というような雑念を。
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アリストテレスの言葉をハクスレーが引用している。ぼくには理想はない、というのも理想だろうか。
「理想をかたちづくるときに，われわれが願望するものを想定することはかまわないが、不可能なことは避けるべきである」
『島』オールダス・ハクスレー 片桐ユズル訳 人文書院
アリストテレス
クロード・レヴィ=ストロースの『野生の思考』のエピグラフも好きな言葉だ。自分は野蛮人でも農民でも田舎者でもないということがわかり、胸を撫で下ろす。非徹底の徹底。完全有欠。ただ、このブログをうっかり読んでしまった人に迷惑がかからないようにしたい。
自分のやる事をあらゆる角度から徹底的に研究するのは、野蛮人と農民と田舎者だけである。それゆえ、彼らが思考から事実に到るとき、その仕事は完全無欠である。
『野生の思考』クロード・レヴィ=ストロース 大橋保夫訳 みすず書房
H・ド・バルザック「骨董室」（プレイアード版 Vol.Ⅳ, pp.400-401）
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