日々

ドゥームズデイ・ブックが呼んだ

買ったはいいけれど、読まずに寝かせてある本がある。ときどき本棚を眺め、手に取ってパラパラとやるのだが、すぐに棚に戻してしまう。そうしてしばらくたったある時、本が呼ぶというのか、読むタイミングがあって、すんなり読み始めることができたりする。名...
レコード

肉は喰うけど、ザ・スミスのMeat Is Murder 国内盤

The Smiths Meat Is Murder去年2023年11月末、ザ・スミスの中古レコード"Meat Is Murder"を買った。"How Soon Is Now?"の入った国内盤だ。行きつけの中古レコード店にザ・スミスのアルバム...
日々

恵那寿やの栗納豆

栗納豆栗納豆は今まで食べたことがないはずだが、でもどこかで食べたことがあるかもしれない。だとしても覚えていないなら食べたことがないのと同じだ。その栗納豆を一粒もらった。さっき、机の上の栗納豆を眺めながらコーヒーを飲んでいたら、食べてもいない...
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短篇小説

#049 ハインリヒ・フォン・クライスト「ロカルノの女乞食」、女幽霊の跫音

ハインリヒ・フォン・クライスト「ロカルノの女乞食」種村季弘訳イギリス南部のリゾート地、バースを舞台にしたロアルド・ダールの「女主人」では、生きている女が恐ろしいと思ったが、やっぱり女の幽霊も恐い。この短篇小説の舞台はスイス南部のリゾート地ロ...
フィンランド

死者の日にVammalaで

Vammala 2005 Finland怪談といえば日本では8月だが、フィンランドでは、死者の日がある11月が相応しいかもしれない。11月の初旬、フィンランドの南西部の町、Vammalaに友人を尋ねて滞在していたときのこと。当時のメモによれ...
日々

シャーロック・ホームズとツバメノート

ツバメノートとバスカヴィル家の犬延原謙の訳によるシャーロック・ホームズを読み始めたのは、中学生になるかならないかの頃だった。お小遣いを掴んで、駅前の書店まで出かけては、背表紙が空色の、久野純によるカバーデザインの新潮文庫を一冊一冊買い集めた...
日々

カーラ・ブレイ at Supermarket

近所のスーパーのパンコーナーに、カーラ・ブレイにそっくりな店員さんがいた。その店員さんの髪の色が完全な白髪であることを除けば、ストレートミディアムの髪型といい、顔つきといいカーラ・ブレイにとてもよく似ていた。カーラ・ブレイの髪は目の覚めるよ...
日々

飛騨高山に宇宙船の搭乗スポット

飛騨高山 2010年飛騨高山の路地裏で宇宙船の搭乗スポットに遭遇。あるいはタイムトラベルのゲートか。光るゲートの明滅音がボワンボワンと聞こえてきそうだ。いそいそと集合場所に向かう子どもたちのシルエット。親が呼びかけても振り向く気配がない。こ...
日々

猫拾力

茶トラ 2010年 名古屋子供の頃はよく仔猫を拾った。ほとんど10代の頃だ。最近は猫拾力がミニマムな状態が続いている。猫拾力とは、捨て猫を見つけ、拾う能力のこと。仔猫のバイブスに敏感な幼少期に発達する。個人差あり。猫拾履歴(犬も一匹含む)8...
日々

味の素パラダイムシフト

味の素数ヶ月ぐらい前から味の素を使うようになった。何十年振りのことだ。味の素は自分が子供の頃には身近な調味料だった。それがいつの間に使わなくなっていた。のび太がジャイアンシチュー(ドラえもん13巻 てんとう虫コミックス)に振りかけていたのが...
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