2018-08

日々

IKEAのインチ・メジャー(無料)

イケアのインチメジャー IKEAからカタログが郵送されてきた。去年、愛知県の店舗がオープンしたとき以来だ。今年(2018年)は創業75周年だそうだ。 カタログをパラパラめくってみる。困った。欲しいモノがなにもない。いや、困ることはないのだが...
日々

シベリウスの頭上を舞う鳳凰

今年5月のゴールデンウィークに、家の近所で平面的鳳凰を見かけた。迷い猫のように途方に暮れている様子だった。知らん顔もできないので、日本の法律に従い、然るべき方面に届けた。 それから3ヶ月ほど経った8月初旬、所轄警察から、8月2日までに元の持...
日々

猫曜日

ある休日の朝、うちの奥さんと。 きょう、どうする? 朝ごはん食べたら、パァーと外にでかけたいな。昼はどこかで適当にすませてさ、疲れたら家に帰ってゴロゴロして、夕ごはん食べたら近所を散歩して、帰ってきたら寝る、っていうのはどうだろ? 猫みたい...
短篇小説

#020 レイ・ブラッドベリ「階段をのぼって」、子供だった時のまま待っている

夜、畳に敷かれた布団に入り左側にからだを向けると、すぐ眼の前にガラスのふすまがあった。ガラスには宇宙の星々を思わせる模様があり、入側の外の街灯の光がガラスの星々の背後に重ねて映す庭木のゆらぐ影を、ぼんやりと眺めているうちに、ぼくは眠りに落ちるのだった。
フィンランド

ViiliとUkkoneの老婦人話

フィンランドにあって日本で見かけない食べ物がある。フィンランドのスーパーマーケットでは乳製品の冷蔵棚に出向けば必ず見つけることができるその発酵食品と出会ったのは、フィンランドを初めて訪れたときのことだった。
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