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『のだめカンタービレ』を大人買いする

日々
Tallinn Estonia 2003
Tallinn Estonia 2003

大人歴四半世紀の年齢になって、はじめて漫画を「大人買い」をした。買ったのは、『のだめカンタービレ』 (二ノ宮知子)全25巻だ。

30代半ばにフィンランドで数年暮らして、シベリウスアルヴォ・ペルト、グリーグなどの北欧系を好んで聴くようなった。『のだめカンタービレ』を読んでいると、むしろクラシック音楽の王道である、バッハやモーツァルト、ベートーヴェンをあまり聴いていなかったことに気づかされる。(マーラーやシェーンベルクがあまり登場しないのは、作者の好みだろうか)

どちらかと言えば、うちの奥さん(A)が漫画好き(いろいろ読んでいる)で、ぼく(B)がクラシック音楽好き(あまり詳しくない)だ。ぼくらの共通部分、A ∩ B、に『のだめカンタービレ』が位置していたのだけれど、『のだめ』を読み始めてから、彼女のほうがクラシック音楽に目覚めてしまった。

ちょうど今年開催されている第42回名古屋国際音楽祭で、パーヴォ・ヤルヴィ指揮、エストニア・フェスティバル管弦楽団の演奏会が、愛知県芸術劇場コンサートホールで4月に予定されているが、それに行きたいと言い出した。

曲目は、シベリウス《フィンランディア》、アルヴォ・ペルト《ベンジャミン・ブリテンへの哀悼歌》、その他プロコフィエフとチャイコフスキーなど。チケットはS席とA席が残りわずか。A席でも二人で3万円だ。さて、どうしたものか。

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