フィンランド 安部公房をもよおす11月のヘルシンキ 2005年、ヘルシンキの美術大学(当時はTaikと呼ばれていた。現在はAalto Universityに統合)にいたときのこと。 11月のある日、ぼくは知り合いの日本人の女子たちと市バスに乗っていた。藝大の大学院生、武蔵美の出身者など日本人 2023.09.16 2024.09.09 フィンランド
短篇小説 #044 大江健三郎「奇妙な仕事」、ふくらはぎを指の腹で Leg, 『しぐさの英語表現辞典』小林祐子著 画:改田昌直、クロイワ・カズ、研究社 三月の終わりに附属病院がアルバイトを募集している。実験用に飼っていた犬150匹を処分する仕事だ。この大学の学生である「僕」と女子学生、私大生、犬殺しの四人が... 2022.12.08 2024.10.11 短篇小説
スウェーデン カペラゴーデンでコックリさん カペラゴーデン手工芸学校に、当時陶芸コースに在籍していた妻の従姉妹を訪ね、三週間ほど滞在していた。カペラゴーデンはカルマル同盟で有名な、スウェーデン、カルマル市から橋を渡ったエーランド島(Öland)にある。 2022.02.14 2023.03.11 スウェーデン
レコード 0321から1230への A LONG VACATION A LONG VACATION 大滝詠一 大滝詠一の《A LONG VACATION》(27AH1234)の発売日、3月21日をひっくり返すと、大滝さんの命日12月30日(しかも、2013年!)、1230になるということに、いまごろになって... 2021.11.12 2023.03.03 レコード
短篇小説 #033 矢作俊彦「ブロードウェイの自転車」、ジョン・レノンとペリエだけわかった コロンムバス・アヴェニュー、72丁目、”タバーン・オン・グリーン”のチョコレート・ムース、アカスキュータムの本店で買ったコート、”サヴォイ”のマーティニ、ジョン・レノン、ペリエ、ミュスカデ、シュリッツのライト、ソーホー・ニューズ、 2020.01.08 2023.09.05 短篇小説
フィンランド ヘルシンキの心地よい音の質 「心地よい音の質」というのが、フィンランドの、というかヘルシンキの第一印象だった。夕方の便で到着したヴァンター国際空港からフィンエアーの直行バスでヘルシンキ中央駅に向かい、駅の近くに予約していたホテルに、うちの奥さんと二人で歩いて向かってい... 2017.04.14 2024.05.07 フィンランド
日々 三月の雨(Águas de Março) 人見知りのする飼い猫が、来客があるといつの間にか、外へ出かけて行ってしまうように、知らないうちに三月は過ぎ去ってしまう。今日は三月最後の日曜日で、朝からポツンポツンと雨が降っている。 エリス・レジーナ(Elis Regina)とアントニオ・... 2015.03.29 2023.03.13 日々
フィンランド タンペレ・フィルム・フェスティバル タンペレ・フィルム・フェスティバル タンペレ・フィルム・フェスティバルという、毎年三月の初め頃にフィンランドのタンペレで開催される国際映画祭がある。フィンランドにおける若手の映像作家を中心としたコンペティションだ。 2015年の今年も、ちょ... 2015.03.10 2022.05.06 フィンランド