フィンランド 3分半のポップソング、ほぼ3年のフィンランド 高校1年が終わった春休みに出会ったThe Smiths(ザ・スミス) のアルバム "MEAT IS MURDER" を、30年以上たった今でもときどき聴いている。抑揚の少ないモリシーの声、それにジョニー・マーの魅力的なギターサウンドは、それ... 2017.01.22 2024.02.24 フィンランド
短篇小説 #013 スワヴォーミル・ムロージェック「象」、ポーランドにおける東大話法の一事例 最近「東大話法」という言葉を最近知った。「自分の信念ではなく、立場に合わせた思考を採用」し、「自分の立場に沿って、都合の良い話をする」無責任で欺瞞的な話術のことだ。高級官僚や政治家、大手マスコミ、財界人、学者などが得意とし、特に東大出身の学... 2016.12.20 2024.02.24 短篇小説
フィンランド アメリカ大統領選挙のLとR Finland 2004 彼はまたこうも言った。「歌手にとってもっとも重要なのは、rの発音だ。もしそれをきれいに発音できれば、その歌手はすでにそれだけで、変な言い方かもしれないが、最悪の歌手よりはましなのだ」。『グスタフ・マーラーの思い出』... 2016.10.05 2024.05.08 フィンランド
フィンランド 暇つぶしとテレビ このまえ暇なときに、Collins COBUILD(コリンズ・コウビルド)英英辞典を読んでいたら、「idiot box」とういう単語を発見した。「白痴箱」って何だろうと思ったら、テレビのことだった。tellyというのは知っていたが、「idi... 2016.10.03 2024.02.24 フィンランド
フィンランド 第一印象 TELAKKA Tampere Finland 2006 ある人や場所に初めて出会って、その印象や状況をよく覚えていることがある。第一印象だけで何かを決めつけてはいけない、ということを歳を重ねて学んできたはずだが、ささいなことやどうでもいい... 2016.09.29 2023.11.08 フィンランド
日々 いくぶんか幸福な存在によって演じられる悲劇『ウディ・アレンの夢と犯罪 (Cassandra’s Dream)』(2007) 映画『ウディ・アレンの夢と犯罪』は、ウディ・アレン監督による「ロンドン三部作」の三作目にあたる。英語の原題はCassandra's Dream、カッサンドラの夢。oxymoron的というのか、不吉なタイトルだ。夢や希望がかなうことはなさそう... 2016.08.19 2020.10.11 日々
日々 無垢なものに向かってひた走る姿に感動する ウディ・アレン『マンハッタン』(1979) Kaivopuisto, Helsinki Finland 2005 「ニューヨークのマンハッタンを舞台にした、ロマンティック・コメディ」というありがちな説明より、このセリフがウディ・アレンの映画『マンハッタン』のプロットをよくあらわしてい... 2016.07.01 2022.04.29 日々
日々 久しぶりに自転車で転ぶ Tampere 2003 先日、雨の日に自転車(ママチャリ)で転んだ。近所の堤防を走っていたときのこと。ゆるくカーブしたアスファルトに水たまりがあって、それを避けようとしたが前輪が泥にさらわれた。思い上がって曲がりきれるはずだと思い、スピー... 2016.06.29 2025.04.24 日々
フィンランド Lärkkullaの暗室 Karjaa(Karis) Finland 2004 僕ら夫婦は、足かけ3年間ほど学生としてフィンランドに滞在していた。1年目に、タンペレ郊外にあるkansanopisto(フィンランドの国民学校)で、モノクロプリントや古い写真技法などを学... 2016.05.29 2023.11.08 フィンランド
フィンランド ヘルシンキでの火事と黒澤明の映画 VR:n makasiinit Helsinki 20062006年5月5日金曜日、その夜8時頃からEerikinkatuにある名画座ORIONで上映予定の、黒澤明の『白痴』を見るために、僕とうちの奥さんはヘルシンキ中央駅の前をのんびりと歩... 2016.05.25 2024.02.24 フィンランド