じつぷり

日々

鼻うがい

行きつけの喫茶店の女主人から、鼻うがいを勧められた。数年前から続けている習慣で、それ以来、風邪をひきにくくなり、花粉症も軽くなったとのこと(個人の体感)。コーヒーの風味が命の喫茶店としては重要なことだ。「いつやるの?」「夜、お風呂に入ってい...
フィンランド

笑うフィンランド人

円頓寺七夕まつり 2009……ここ二世紀のあいだ、ついぞ経験したことのない七月の白い炎熱に、町はどっぷりと漬かっていた。焼けただれた屋根の上で、陽炎がゆらめき、町中の窓という窓は開け放たれていた。萎れた木が投げかける薄い陰の下で、老婆たちが...
日々

The Doppelgänger is Nigh!

RICOH GXR A12近所のスーパーのレジのお姉さんに、「あれ、さっきも来たよね」と云われた。そっくりな人が近所にいるらしい。
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フィンランド

フィンランドには蝉はいなかった

Helsinki Heinäkuu 2006友人のフィンランド人映像作家の夫妻が、名古屋に滞在していた夏のある朝「すぐ外の電信柱から、アラーム音がうるさくて、朝早くに目が覚めてしまった。あのノイズは何だ?」と、不満を漏らした。よくよく話を聞...
フィンランド

どこから来たのか?

ナシ湖 2004Mistä tulemme? Keitä olemme? Mihin menemme?P. Gauguin 1897真冬のある日、凍ったナシ湖上を独りで歩いていて、向こうから来た刀自に声をかけられたことがある。Mistä t...
日々

丸善のブックカバー

MARUZEN NAGOYA丸善のブックカバーは、背表紙のほぼ真ん中にNAGOYAがくるようになっている。少し東西にずれて、HAMAMATSU、KYOTOがくることもある。きちんとNAGOYAなら、やっぱり気分がいい。
フィンランド

フィンランドのTATAMI

TATAMI BIRKENSTOCKフィンランドでは、日本と同じように、家の中では外履きの靴を脱いで過ごしていた。学校の寮でも知人宅でも、すべてそうだったから、たぶんそういう習慣なのだろう。日本の玄関とは違うけれど、ドアを入ったすぐのところ...
日々

熱田神宮の御札

熱田神宮の御札今年のお正月、初詣に参拝した熱田神宮で、久しぶりに御札を買った。家に帰ってよく見たら、「宮(グウ)」の字の「呂」にノがなく、「ウロロ」になっていた。じっと見つめていると、なじみのある「熱田さん」が、どこか遠い世界とつながってい...
日々

反重力のベンチを求めて

地下鉄のトンネル、名古屋 2020名古屋の地下鉄、名城線のとある駅のホームには、誰の仕業か、座面に薄く細い線で「ハゲ」と刻み込まれたベンチが、かつて確かにあった。僕はハゲではないし、今のところ際立ったハゲの兆候もない。だからというわけでもな...
日々

高橋の匂い、高橋書店のポケットダイアリーNo.23

高橋書店のポケットダイアリー No.23何年かぶりに手帳を高橋に変えた。真新しい頁をパラパラめくったとき、手帳の匂いに不意打ちされた。早朝の台所からただよってくる、出汁のよくきいたお味噌汁のような、すがすがしくて懐かしい匂いだ。今朝も高橋の...
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