フィンランドでは、日本と同じように、家の中では外履きの靴を脱いで過ごしていた。学校の寮でも知人宅でも、すべてそうだったから、たぶんそういう習慣なのだろう。
日本の玄関とは違うけれど、ドアを入ったすぐのところにちょっとしたスペースがあって、そこで靴を脱いで置いておく。kannsannopisutoの寮では、靴下や室内履き、なかには裸足の人もいた。
ぼくは、自室ではだいたい裸足か靴下だったが、廊下や共用の台所、コモンルームでは、日本から持っていったBIRKENSTOCKのサンダル、TATAMIを愛用していた。
今でも、つっかけとして使っているが、買ってから20年近く経ち、さすがのビルケンもフットベッドのスウェードライニング層の踵部分がボロっと剥がれてきた。
新しいのを買ってもいいのだけれど、自分の足形に馴染んでいるし、まだ履けそうなのに、もったいないような気がして、剥がれてきた箇所を木工用ボンドで直して履き続けている。スウェードライニングだけの別売りはないのだろうか。TATAMIも畳のように、張り替えができるといいのだが。
さっきBIRKENSTOCKのホームページを見たら、TATAMIはなくて、似たようなのでARIZONAというのがあった。TATAMIは、いつのまにか消えてしまったようだ。やっぱり手放せない、というか、「足」放せないなと思った。
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