九月の3分の1が過ぎた頃、フィンランドの友人からEメールが届いた。そこに、It´s all about the war and energy crisis. という一文に引っかかりを感じた。
日本では未だに、マスク、ワクチン、陽性者数、などといった言葉を多く見かけるが、彼女のメールにはコロナのコの字も見当たらない。フィンランドはどんな状況になっているのだろう。
また、Summer came and ended. とも綴られていた。オフコースの歌のタイトルみたいだ。フィランドでは夏至が終わると、七月八月はあっという間に過ぎ去る。そして九月ともなればつるべ落としだ。
逆に朝はなかなか明るくならない。そんな風にまだ薄暗い朝の仄明るい食堂で食べる朝食の、温かいpuuro(大麦のお粥)、焼きたてのパン、ハムや卵焼き、コーヒーメーカーで沸かしたコーヒーが懐しい。
日照時間の減少に身を預けて、フィンランドの人たちはゆっくりになる。高速道路を制限速度めいいっぱいでガンガン飛ばしていた車が、一般道に降りたとたんスローダウンするようなものかもしれない。
こちらの近況とともに、最近のフィンランドに関して自分が見聞きしたことといえば、NATOの件と踊る首相のニュースぐらいだよ、というようなとを書き連ね、いくつか質問を添えて一週間ほど前にEメールを送ったが、返事はまだない。
コメント