じつぷり

収録作品

収録作品:『エリアーデ幻想小説全集 第1巻 1936-1955』住谷春也編 直野敦・住谷春也訳(作品社)

Mircea Eliade, Vol.1 1936-1955「令嬢クリスティナ」住谷春也 訳Domnişoara Christina (1936)「蛇」住谷春也 訳Şarpele (1937)「ホーニヒベルガー博士の秘密」住谷春也 訳Sec...
日々

ジョゼフの残り香

令和元年五月、東京五月のある日、千葉県佐倉にあるDIC川村記念美術館でジョゼフ・コーネルの展覧会をみた。コラージュと箱の作品群の間を、水族館のガラスの水槽を泳ぐ魚のようにグルグル廻って、ジョゼフのメランコリーにどっぷりとつかり、午後、JR総...
収録作品

収録作品:アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ『黒い美術館―マンディアルグ短編集』生田耕作 訳(白水Uブックス)

Le Musée noirby André Pieyre de MandiarguesサビーヌSabine満潮La Marée仔羊の血Le sang de l'angneauポムレー路地Le passeage Pommeraveビアズレーの...
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収録作品

収録作品:ミルチャ・エリアーデ『ホーニヒベルガー博士の秘密』直野敦、住谷春也 訳(福武文庫)

Secretul doctorului Honigberger by Mircea Eliade「ホーニヒベルガー博士の秘密」住谷春也 訳Secretul doctorului Honigberger (1940)「セランポーレの夜」直野敦...
フィンランド

二〇〇五年冬、ヘルシンキの栗鼠

梅雨に入ってとても蒸し暑いので、ためしに冬のヘルシンキのことを思ってみる。二〇〇五年十二月初旬のヘルシンキ、雪がちらつくある日のことが脳裏に浮かぶ。アパートの窓のすぐ外にある木の枝先に栗鼠がとまっていた。栗鼠はじっとして動かない。
フィンランド

熊野灘に石を投げるフィンランド人

あるどんよりと曇った11月の午後のこと。ぼくとJaakkoは熊野の七里御浜を歩いていた。Jaakkoが日本での留学を終えフィンランドに帰る前に、彼の留学先である京都とぼくの住んでいる名古屋の中間地点で会おうということになったのだ。
日々

圧縮されたイメージの吸引力、ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ展(DIC川村記念美術館)

短篇小説が好きだ。短い時間ですぐに読んでしまえるから。でもだからといって、すぐに理解できるとはかぎらない。
短篇小説

#028 ロアルド・ダール「女主人」、皮膚を刺激する

Dachshund田中康夫の「伊豆山 蓬莱旅館」で母と娘が訪れたのは、伊豆のリゾート地にある老舗旅館だった。ロアルド・ダールの短篇小説「女主人」の舞台は、イングランド有数の温泉処でリゾート地のバースだ。 English text Billy...
収録作品

収録作品:田中康夫『昔みたい』新潮文庫

芦屋市 平田ヴェネチア サン・ミケーレ島品川区 島津山大井埠頭世田谷区 深沢八丁目伊豆山 蓬莱旅館フランクフルト ホテル・ケンピンスキー神戸 花隈町名古屋市 八事パリ ホテル・ル・ブリストル千代田区 三番町港区 伊皿子坂軽井沢 千ヶ滝西区台...
収録作品

収録作品:ロアルド・ダール『キス・キス』(ハヤカワ・ミステリ文庫) 田口俊樹 訳

Kiss Kiss by Roald Dahl女主人The Landlady (1959, The New Yorker) ウィリアムとメアリーWilliam and Mary天国への道The Way Up to Heaven牧師の愉しみP...
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