2019-12-13

短篇小説

#031 半音階の和音のように、H・E・ベイツ「クリスマス・ソング」大津栄一郎 訳

雨の降るクリスマス・イヴの午後4時、レコード店の二階で声楽を教えるクララのもとに、一人の青年が訪れる。茶色のオーバー、茶色のソフト、こうもり傘、という出で立ちの青年は「クリスマス・ソング」を探している。
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