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鼻うがい

日々

行きつけの喫茶店の女主人から、鼻うがいを勧められた。数年前から続けている習慣で、それ以来、風邪をひきにくくなり、花粉症も軽くなったとのこと(個人の体感)。コーヒーの風味が命の喫茶店としては重要なことだ。

「いつやるの?」
「夜、お風呂に入っている時」
「ぼくも昔、お風呂に入りながら、シャワーのぬるま湯を直接鼻の穴に入れてやっていたことがあった。たまに失敗してむせたりしてたけど」と言うと、今はいいのがあるよ、と勧めてくれたのが、小林製薬の「ハナノア」だった。

「洗浄器具付がいいよ。ただし、シャワータイプではないほうのやつ。シャワータイプのは初心者向けだから

ぼくは初心者ではないらしい。そもそも、鼻うがいに初心者とか上級者とかがあるのだろうか。

「うまくできるかな」
「大丈夫だよ。コロナの予防にもいいかもしれないし。試しにやってみたら? 絶対いいよ」と、フルシティローストしたグアテマラ産のコーヒー豆色の眼で、ぼくをじっと見つめた。

ぼくは喉が弱いのでいいかもしれない。また始めてみようか。

それにしても、彼女がこれほどまで鼻うがいにのめり込んでいたとは知らなかった。そのうち、鼻うがいをしないお客さんは入店禁止とか、「鼻うがい済み」の証明書を提示せよ、などと言い出すのではないだろうか。何がおこるかわからない昨今だ。

ニューノーマルとか新しい生活様式とかが鼻うがいのことなら、すぐにでも適応できるのだけどなあ。

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