短篇小説

短篇小説

#036 信頼できない語り手による意識の流れ、清水義範「靄の中の終章」

ジェイムズ・ジョイスやヴァージニア・ウルフなどが得意とした、いわゆる「意識の流れもの」。ただし、話者は、カズオ・イシグロとは違う意味での「信頼できない語り手」である。 「でも、さっき食べたばかりじゃな...
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#035 オリジナルの作者は死神かもしれない、作者不詳(ジェフリー・アーチャー)「死神は語る」

Rautatientori Helsinki, September 2005 English text There was a merchant in Bagdad who sent his serv...
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#034 猫との遭遇、ロバート・F・ヤング「ピネロピへの贈り物」

いわゆるファーストコンタクトもの。ただし、地球人が宇宙人に、ではなく、宇宙人の少年が猫に初めて遭遇した話。
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収録作品

収録作品:『ダブル/ダブル』マイケル・リチャードソン=編 柴田元幸/菅原克也=訳(白水Uブックス)

Double/Double Edited by Michael Richardson 訳者まえがき ジョ-ジ・D・ペインタ-「かれとかれ」柴田元幸・菅原克也 訳 George Duncan Paint...
収録作品

収録作品:矢作俊彦『ブロードウェイの自転車』光文社

装幀・本文カット 大島弓子 ブロードウェイの自転車 ランクA フィルムのように 誰がリヴァティ・バランスを殺そうと ペニィローファーはもう沢山 レノックスヒル・ホスピタル モーニング・サイドを夜に向か...
収録作品

収録作品:トマス・フラナガン『アデスタを吹く冷たい風』宇野利泰 訳

Thomas Flanagan, "The Cold Wind of Adesta" アデスタを吹く冷たい風The Cold Wind of Adesta 獅子のたてがみThe Lion's Mane...
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#033 矢作俊彦「ブロードウェイの自転車」、ジョン・レノンとペリエだけわかった

コロンムバス・アヴェニュー、72丁目、”タバーン・オン・グリーン”のチョコレート・ムース、アカスキュータムの本店で買ったコート、”サヴォイ”のマーティニ、ジョン・レノン、ペリエ、ミュスカデ、シュリッツのライト、ソーホー・ニューズ、
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#032 ハードボイルドな頭の体操、トマス・フラナガン「アデスタを吹く冷たい風」宇野利泰 訳

大学生の頃よく観ていた、フジテレビ深夜のクイズ番組『IQエンジン』を思い出す。大高洋夫、勝村政信、筧利夫、筒井真理子など、鴻上尚史の主催する第三舞台の役者さんが多く出演していた。
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#031 半音階の和音のように、H・E・ベイツ「クリスマス・ソング」大津栄一郎 訳

雨の降るクリスマス・イヴの午後4時、レコード店の二階で声楽を教えるクララのもとに、一人の青年が訪れる。茶色のオーバー、茶色のソフト、こうもり傘、という出で立ちの青年は「クリスマス・ソング」を探している。
収録作品

収録作品:H・E・ベイツ『クリスマス・ソング』大津栄一郎 訳(福武文庫)

A Christmas Song by H. E. Bates クリスマス・ソングA Christmas Song 軽騎兵少佐The Major of Hussars 水仙色の空The Daffodi...
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