2021-03

日々

高橋の匂い、高橋書店のポケットダイアリーNo.23

高橋書店のポケットダイアリー No.23何年かぶりに手帳を高橋に変えた。真新しい頁をパラパラめくったとき、手帳の匂いに不意打ちされた。早朝の台所からただよってくる、出汁のよくきいたお味噌汁のような、すがすがしくて懐かしい匂いだ。今朝も高橋の...
フィンランド

ほどほど、そこそこ

マグヌス・エンケルぼくら夫婦は、フィンランドのタンペレ郊外とカーリスで2年ほど過ごしたあとの2005年、ヘルシンキの美術学校Taik(現アールト大学)の写真学科(Non-degree)に入学願書を提出した。提出書類には、課題のポートフォリオ...
フィンランド

フィンランド式にナイコン

Nikon NewFM2フィンランドに来て、まだ間がない頃のこと。カメラ好きのフィンランド人の同級生たちとおしゃべりをしていて、「ナイコン」という言葉をよく耳にした。何のことだろうと思い、あるとき「ナイコンって何?」とたづねたら、そのうちの...
日々

大学は出たけれど、参天製薬の大学目薬

参天製薬の大学目薬進行性の失明ではないかと私は動転した、そしてそのかみ、十九世紀に至るまで、ナス科植物のベラドンナから抽出した目薬を、女性のオペラ歌手は舞台に上がる前、若い娘は求婚者に引きあわされる前に、網膜に二、三滴垂らしたものだという話...
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