短篇小説 #036 信頼できない語り手による意識の流れ、清水義範「靄の中の終章」 ジェイムズ・ジョイスやヴァージニア・ウルフなどが得意とした、いわゆる「意識の流れもの」。ただし、話者は、カズオ・イシグロとは違う意味での「信頼できない語り手」である。 「でも、さっき食べたばかりじゃないですか」子供に理を諭さとすような口調だ... 2020.03.04 2023.11.08 短篇小説