Voionmaan opisto

フィンランド

夜中の散歩

真冬のフィンランドで深夜、一人っきりで近所の森林の中を散歩したことがある。散歩コースは、民家、畑や牧場のエリアと、それ以外の他3分の1ほどが森林に囲まれた、全体としてわりあい平坦な道のりで、時計回りに一周すると小一時間かかる。
フィンランド

取っ手も温めます

行きつけのコーヒー豆専門店の豆箱の前で、いつものグアテマラを豆で注文し、支払いを済ませると、傍らのカウンターに席を勧められる。その場でマスターが淹れてくれたコーヒーを飲みながら話を聞かせてもらう。
フィンランド

報酬はフィンランドの森のキノコ

ここ何年かは、クリスマスカードのやり取りをするぐらいだったフィンランドの知人から、先日めずらしくEメールが届いていた。 彼の奥さんが初めて日本を訪れることになったので、中部国際空港セントレアで出迎え、目的地へ向かう列車に間違いなく乗車できる...
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フィンランド

カレワラの日にタピオラ

pimiössä, Tapio 2004 2月28日はフィンランドではカレワラの日(Kalevalan päivä)だ。 シベリウスの交響詩《タピオラ》を聴く。この曲を聴くと、フィンランドで最初に留学した学校の森と湖、そこで知り合った写真学...
フィンランド

Valokuva: Voionmaan opisto

フィンランド、タンペレ郊外のVoionmaan opistoで撮影した。撮影時期は主に2003年9月から翌年6月末頃まで。モノクロフィルムでの撮影が多い。
フィンランド

ヴェサと幸せのOrigami

フィンランドの国民学校で学生生活を始めて半年ぐらいたったある日、同級生のフィンランド男子に請われて、折り鶴の折り方を教えたことがある。 美術大学へ提出する入試用のポートフォリオとして折り鶴の静物写真を撮影したいからと、英語が苦手なのも手伝っ...
フィンランド

桟橋には行かなかった

Finland 2004 2004年の春先だったと思う。週末のある夜、学生寮のキッチンでお湯を沸かしていると、写真学科で同級生のNelliがやってきた。かなりの上機嫌だ。ビール瓶を手にしている。 狭いキッチン内でズイッと近づいてきた。「何を...
フィンランド

ノーザンライツには届かなかった

Finland 2004 オーロラが空全体を覆い尽くす妖艶なまでに青い燐光を帯びて天空を変幻自在に揺れ惑う夜の巨大なカーテン霊妙な命をほとばしらせて舞い踊る巨大な光の蝶高柳誠『放浪彗星通信』書肆山田 2017 フィンランドのタンペレ郊外にあ...
フィンランド

効率的な週末の買い出し

Hedelmävaaka ぼくと妻がお世話になっていたタンペレ郊外のKansanopistoでは、金曜日の午後になると授業はほとんどなかった。日本の土曜日のような感覚だ。 ふだん寮に住んでいる学生たちは金曜日には昼食も食べずに、いそいそと実...
フィンランド

第一印象

TELAKKA Tampere Finland 2006 ある人や場所に初めて出会って、その印象や状況をよく覚えていることがある。第一印象だけで何かを決めつけてはいけない、ということを歳を重ねて学んできたはずだが、ささいなことやどうでもいい...
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