H. E. Bates

H・E・ベイツ

短篇小説

#040 H・E・ベイツ「ロスト・ボール」、ビリー・ホリデイを聴きながら

伊勢湾 2018 隣接するゴルフコースから、ロストボールを探しにきた男、フィリップス(52才)は、海辺の砂丘で、白い砂のくぼみに埋まるように、全身をちぢこめて横になっている若い女に遭遇する。 朝から一日中ここにいたけれど、ゴルフボールなど見...
短篇小説

#031 半音階の和音のように、H・E・ベイツ「クリスマス・ソング」大津栄一郎 訳

雨の降るクリスマス・イヴの午後4時、レコード店の二階で声楽を教えるクララのもとに、一人の青年が訪れる。茶色のオーバー、茶色のソフト、こうもり傘、という出で立ちの青年は「クリスマス・ソング」を探している。
収録作品

収録作品:H・E・ベイツ『クリスマス・ソング』大津栄一郎 訳(福武文庫)

A Christmas Song by H. E. Bates クリスマス・ソングA Christmas Song 軽騎兵少佐The Major of Hussars 水仙色の空The Daffodil Sky 豊穣の麦The Good C...
短篇小説

#019 H・E・ベイツ「歌う猫」、猫のスージーが歌うシューベルト

そしてついには、すりつぶして油でいためた玉葱とソーセージ、アップルパイとクリームといった盛りだくさんな昼食をとったあと彼のアパートの古い揺り椅子にかけたまま眠りこみ、ふと目覚めると、飼い猫のスージーがシューベルトの『ディー・フォレレ』──つ...
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