飛騨高山の路地裏で宇宙船の搭乗スポットに遭遇。あるいはタイムトラベルのゲートか。光るゲートの明滅音がボワンボワンと聞こえてきそうだ。
いそいそと集合場所に向かう子どもたちのシルエット。親が呼びかけても振り向く気配がない。このまま帰ってこないのではないだろうか。集合したあとどこへ行くのだろう。
アーサー・C・クラーク『幼年期の終り』を思い出した。
だが、歴史は二度とおなじことを繰り返さない。いまこの地を去っていこうとしているものは、もう昨日までの子供ではない。そして今度は、再会は絶対にありえないのだ。
アーサー・C・クラーク『幼年期の終り』福島正実訳 ハヤカワ文庫
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