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アンデルセンのダークチェリー

日々
Andersen Dark cherry
アイシングが落ちてしまったアンデルセンのダークチェリー

十月最後の日曜日、家で食べるおやつ用にと、松坂屋名古屋本店の地下にあるアンデルセンでダークチェリーを買った。

用心したつもりだったが、家に持って帰る間に、パイの上に引かれた白いラインがポロポロと落ちてしまった。

せっかくのきれいなデコレーションは残念なことになったが、早速午後のおやつ時に美味しくいただいた。

食べ終えようとするちょうどその時、いつもベランダにやってくる雀の一羽が飛んできてチュンチュンと鋭く啼いた。ぼくのおやつの時間を知っているのだろうか。食いっぱぐれないタイプにちがいない。

デニッシュくずと一緒に、こぼれ落ちた白いラインの部分もあげてみたら、細かいのまできれいについばんでくれた。ペロリと平らげると、ベランダの手摺にカチッカチッと、くちばしを何度もこすりつけていた。舌鼓ではなく、嘴鼓を打って満足そうだ。雀にもこの美味しさがわかるのだろうか。

アンデルセンのダークチェリーは1971年の生まれ。ぼくとほぼ同世代で親近感もある。大好きな一品だ。

じつぷり
じつぷり

パイの上にのっかっている白いラインは「アイシング」というのだそうだ。


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