フィンランド 夜中の散歩 真冬のフィンランドで深夜、一人っきりで近所の森林の中を散歩したことがある。散歩コースは、民家、畑や牧場のエリアと、それ以外の他3分の1ほどが森林に囲まれた、全体としてわりあい平坦な道のりで、時計回りに一周すると小一時間かかる。 2019.12.11 2024.05.06 フィンランド
日々 本の虫 稀覯本でもなく、ごく普通の本なのだけれど、できれば古本で入手したいと思っている本の私的「手配リスト」がある。すぐに見つかり、リストから消去されるものもあれば、どういうわけか、なかなか出会うことのできない難物もある。 2019.12.05 2023.09.21 日々
収録作品 収録作品:H・E・ベイツ『クリスマス・ソング』大津栄一郎 訳(福武文庫) A Christmas Song by H. E. Bates クリスマス・ソングA Christmas Song 軽騎兵少佐The Major of Hussars 水仙色の空The Daffodil Sky 豊穣の麦The Good C... 2019.12.05 2023.11.09 収録作品
収録作品 収録作品:清水義範『国語入試問題必勝法』講談社文庫 カバー装画 山藤章二 猿蟹合戦とは何か 国語入試問題必勝法 時代食堂の特別料理 靄の中の終章 ブガロンチョのルノワール風マルケロ酒煮 いわゆるひとつのトータル的な長嶋節 人間の風景 あとがき 解説 丸谷才一 カバー装画 山藤章二 2019.12.05 2023.11.09 収録作品
フィンランド タンペレのNISHIKI NISHIKI, Tampere Finland 2003 はるばる日本から運搬され、税関も無事通過したNISHIKIは、意気揚々とフィンランドに上陸する。雪道走行用のタイヤに換装し、秘密の使命を帯び、故郷に錦を飾るべく北欧の地を駆け回る。... 2019.12.03 2023.09.21 フィンランド
日々 落葉コレクション Helsinki 2005 このたびは幣も取りあへず手向山紅葉の錦神のまにまに 菅家 近所の公園で女の子たちがぶらんこを漕いでいた。フラゴナールの絵画ではないけれど、木漏れ日の陰にキューピッドがひそんでいそうな光景だった。 その傍らに自転車... 2019.11.26 2023.03.12 日々
短篇小説 #030 ジュンパ・ラヒリ「セクシー」、粉のかけ方に感心した Helsinki 2012 一月のある日、ボストンのデパート〈ファイリーンズ〉の化粧品売り場で、客としてたまたま居合わせた男が、若い女に粉をかける。 ミランダは二十二歳。大学卒業後、故郷のミシガンを離れ、ボストンの公共放送のラジオ局に勤めて... 2019.11.22 2023.11.08 短篇小説
日々 毎朝シンディ Jyväskylä 2012 うちの奥さんは、 本人は全く気づいていないようだが、毎朝、固くなったジャムの瓶の蓋を開けるときシンディ・ローパーの顔になる。 そのことを言わずに20年以上経ってしまった。せっかくなのでもうしばらく黙っていようと... 2019.11.22 2024.10.15 日々
収録作品 収録作品:ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』(新潮クレスト・ブックス) 小川高義 訳 A Temporary Matter by Jhumpa Lahiri 停電の夜にA Temporary Matter ピルザダさんが食事に来たころWhen Mr. Pirzada Came to Dine 病気の通訳Interpreter... 2019.11.22 2023.11.09 収録作品