日々

ポーの末裔

Cat on the Roof, Dec. 2020 Nagoya 近所の自転車屋の店主がエドガー・アラン・ポーにそっくりだ。髪型、顔つき、薄暗い店内で店番をしているときの佇まいが通称「アルティマ・シュール」と呼ばれる、1848年11月撮影...
日々

バーネットの『小公子』に心が安らぐ

猫ヶ洞池 2020年12月 年末年始の読書用にと、図書館で借りてきた10冊ほどの本のうち、小晦日から読みはじめたエミリー・ブロンテの『嵐が丘』を正月に読み終え、ヒースクリフとキャサリンのムーアに別れを告げると、口直しというわけでもないのだが...
収録作品

収録作品:『笑いの遊歩道―イギリス・ユーモア文学傑作選 』(白水Uブックス) 沢村 潅、高儀 進 編

『笑いの遊歩道―イギリス・ユーモア文学傑作選』 (白水Uブックス) 沢村 潅、高儀 進=編 チャールズ・ディケンズ「ミンズ氏といとこ」高儀進 訳Charles Dickens, "Mr. Mins and His Cousin" アントニー...
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収録作品

収録作品:『エリアーデ幻想小説全集 第3巻 1974-1982』住谷春也 編・訳(作品社)

『エリアーデ幻想小説全集 第3巻 1974-1982』 Mircea Eliade, Vol.3 1974-1982 「ブーヘンワルトの聖者」住谷春也 訳Incognito la Buchenwald 「ケープ」住谷春也 訳Pelerina...
短篇小説

#040 H・E・ベイツ「ロスト・ボール」、ビリー・ホリデイを聴きながら

伊勢湾 2018 隣接するゴルフコースから、ロストボールを探しにきた男、フィリップス(52才)は、海辺の砂丘で、白い砂のくぼみに埋まるように、全身をちぢこめて横になっている若い女に遭遇する。 朝から一日中ここにいたけれど、ゴルフボールなど見...
フィンランド

wow wow keskiviikko

Joulukuu 2020 去年の暮にフィンランドの友人が贈ってくれたカレンダーが、とうとう最後の月まできてしまった。時間が経つのが早すぎて、だんだん追いついていけなくなっている。 きょうは第50周目の12月9日、水曜日。フィンランド語では...
日々

古井戸と茶トラ猫

古井戸と茶トラ 小春日和の勤労感謝の日の午後、大通りのすぐ裏の路地を自転車で通りがかったとき、空き地の奥に錆びついた古い井戸のポンプが目に入った。 カメラを向けてシャッターを切ろうとしたら、日影で何かがもぞりと動いた。よく見たら、短毛の茶ト...
日々

タイランドのおこし(粔籹)

Wat Lokayasutharam 2002 / CONTAX G2 Carl Zeiss Planar 45mm f/2 T* (FUJI PN400) タイのお菓子が、諸般の事情により、ときどき我が家に漂着する。ピーナッツ、ゴマ、お米...
フィンランド

雨の味見

Näsijärvi 2003 ところが祖母の方は、どんな天気であっても、土砂降りのときや、あるいは柳で編んだ大事な肘掛椅子を濡らすまいとしてフランソワーズが大あわてでそれをとりこんだときでも、だれもいなくなって雨にさんざん叩かれている庭に出...
日々

アンデルセンのダークチェリー

十月最後の日曜日、家で食べるおやつ用にと、松坂屋名古屋本店の地下にあるアンデルセンでダークチェリーを買った。
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