日々

日々

マイナー・カット

ゆび、きっちゃった。 夕ご飯の支度をしていたうちの奥さんの声が台所のほうから聞こえた。
日々

ジョゼフの残り香

令和元年五月、東京 五月のある日、千葉県佐倉にあるDIC川村記念美術館でジョゼフ・コーネルの展覧会をみた。コラージュと箱の作品群の間を、水族館のガラスの水槽を泳ぐ魚のようにグルグル廻って、ジョゼフのメランコリーにどっぷりとつかり、午後、JR...
日々

圧縮されたイメージの吸引力、ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ展(DIC川村記念美術館)

短篇小説が好きだ。短い時間ですぐに読んでしまえるから。でもだからといって、すぐに理解できるとはかぎらない。
スポンサーリンク
日々

空飛ぶ厄除け詩集

飛行機が怖い。恐怖症というほどではないが、空を飛ぶのは好きではない。
日々

深呼吸をしたくなるアルフレッド・シスレーの青い空

Sky on Helsinki 2006 ひとつの画布を私はいつも空から始める…私の好きな画家? 同時代に関して言えば、ドラクロワ、コロー、ミレー、ルソー、クールベが私の師匠である。みなが自然を愛し、力強く真摯に感じている。 アルフレッド・...
日々

えびす様に向かって

ヱビス 華みやび(サッポロビール)のえびす様 小学新一年生の四月、授業初日のことをときどき思い出す。ぼくは授業中に突然席を立って、教卓にいたH先生に向かっていった。H先生は当時50歳ぐらいの男性教員で、ちょっとおなかの出っ張った丸っこくて大...
日々

ショーケンのショパン

つい先日、もじゃもじゃヘアーが印象的なジャン=マルク・ルイサダのCDを自宅で聴いていたら、隣の部屋にいたうち奥さんが血相を変えてすっ飛んできた。すごく聞き覚えがあるが曲名は何かとたずねるので、ショパンの《ワルツ 10番ロ短調》と答えた。
日々

Andrew Driftwood のジャケット

持っている唯一のジャケットだ。3年ほど前に、少し高価かなと思ったけれど、「あれこれ考えるのも面倒だ、これさえあれば、これからの人生でジャケットは買わなくてもいい」と思い、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入した。
日々

ヘルシンキの気分

団地の一番高い階層に届きそうなほどまでスッと伸びた高い木の最上段に、カラスが小枝を集めて巣を作っている。
日々

トラックボール・ローション

ball on iittala Ballo トラックボールを使っている。指先でボールをクルクルまわすだけでカーソルを操作できるので、モノグサな自分にはありがたい。 ときどき、カーソルが変な動きをしてコントロールが効かなくなることがある。そん...
スポンサーリンク