ビブリオフィリア

ビブリオフィリア

モーゼの気持ち

石を聞く肖像 | 木之下 晃 大きくて重い。まるで石のようだ。名古屋市図書館の定期図書整理で、『石を聞く肖像』木之下 晃著、が放出されていた。 公共の図書館は公的な積読施設だと思っていたのだが、最近は積読本の民営化が進んでいる...
ビブリオフィリア

正文館書店で『吸血鬼は夜恋をする』に遭遇

正文館書店 本店 本好きの知人から、名古屋の東片端にある正文館書店本店が、六月で閉店し取り壊しされると聞き、日曜の午後遅く、うちの奥さんと連れ立って、江戸時代には武家屋敷があった界隈に店舗を構える書店まで20分ほど自転車を走らせた。...
ビブリオフィリア

丸善のブックカバー

MARUZEN NAGOYA 丸善のブックカバーは、背表紙のほぼ真ん中にNAGOYAがくるようになっている。 少し東西にずれて、HAMAMATSU、KYOTOがくることもある。 きちんとNAGOYAなら、やっぱり気分がい...
ビブリオフィリア

丸善で

丸善・名古屋本店に行く。 5階にある人文書のコーナーで、『私のティーアガルテン行』平出隆(著)を手にとり、エレベーターで1階まで降りていく。
ビブリオフィリア

本の虫

稀覯本でもなく、ごく普通の本なのだけれど、できれば古本で入手したいと思っている本の私的「手配リスト」がある。すぐに見つかり、リストから消去されるものもあれば、どういうわけか、なかなか出会うことのできない難物もある。
ビブリオフィリア

積読解決法

仙太郎の包装紙で折ったブックカバー お早く お召し上がり 下さい 仙太郎 本屋のレジで、カバー(包装)が必要かどうか尋ねられると、お願いします、と答えるのが物心ついてからの習わしになっている。 本のカバーは単なる飾りで...
ビブリオフィリア

ジョゼフの残り香

令和元年五月、東京 五月のある日、千葉県佐倉にあるDIC川村記念美術館でジョゼフ・コーネルの展覧会をみた。コラージュと箱の作品群の間を、水族館のガラスの水槽を泳ぐ魚のようにグルグル廻って、ジョゼフのメランコリーにどっぷりとつかり、午...
ビブリオフィリア

空飛ぶ厄除け詩集

飛行機が怖い。恐怖症というほどではないが、空を飛ぶのは好きではない。
ビブリオフィリア

「アンナ・カレーニナ」を探して、トルストイ『アンナ・カレーニナ』望月哲男訳

The veiw from Pasilan silta Helsinki 2005 「復讐するは我にあり、我はこれを報いん」「ローマの信徒への手紙12-19」の主の言葉より トルストイ『アンナ・カレーニナ』のエピグラフ(光文社...
ビブリオフィリア

図書館で本を借りる理由

中央図書館 読んでいるのは図書館から間違えて借りてきた本だった。頼んだのとは違う本を渡されたわけだけど、部屋に戻ってくるまでその間違いに気づかなかった。僕が受け取ったのはイサク・ディネセンの『アフリカの日々』だった。どうせろくでも...
スポンサーリンク